VIDEO
SPL国際公式エンドーサーによるSPL製品の使用実演。
Mastering Full Chain
PQ, PASSEQ, IRON, Gemini, Hermes, DMC, IGS Audio, elysia, etc...
マスタリング - レクチャー(1)
古屋博敏からのコメント:
EDMの楽曲を思い切った発想で、ステレオ・M/S双方に使い分けて仕上げてみた。SPL IRONの個性は音の入り口として用いた折には圧倒的なパフォーマンスを有し、音像そのものを触れる機材はIRONだけであろう。もはやコンプレッサーという概念そのものを逸脱するほどの逸品であるとも言える。対してelysia alphacompressorは嫌味なく、M/Sで楽曲を纏める折には一級品で、最終段に持ってくるには打って付けの機材である。使い分けという意味でも、ご参考にして頂きたい。
マスタリング - レクチャー(2)
古屋博敏からのコメント:
ソフトジャズの楽曲を用いて、SPLを中心としIGS Audioやelysiaも用いたコンフィグレーションでマスタリング実例を作ってみた。SPL JAPANのサイトであるからSPLのみを紹介するということではなく、もっと幅を広く見れば『SPLを中心として何ができるのか?』という思考に行きついた方が健全であるし、よりリアリティある素晴らしさも伝えられると思った。
これは中心機材を据えた上で、可能性 を広げるためお気に入りの機材を更に導入する折の参考になるかと思う。
IRON(M/S)
古屋博敏からのコメント:
世界最先端の哲学を持つコンプレッサーであることは、周知の事実であるIRON。
そのIRONを更にM/Sという形で使いこなせれば、現在考えうる凡そのサウンドは実現できてしまうだろう。実際これまで自分自身が参加してきた作品では、IRONが占める割合は相当に大きかったし、人々から称賛された工夫を凝らした音像は、凡そIRONのM/Sを主に表現されていた。
Mastering Full Configuration
古屋博敏からのコメント:
SPLのフルコンフィグレーション(フルセット)で音像を作り上げることは、もはや敵なしといった感がある。
実際ここまで強大なヘッドルームを有している機材はほぼ存在しなく、その余裕と静粛性を背景にしながら、絶対的な躍動感と芸術性でサウンドを好き放題で攻め込むことができる。
世界のサウンドは、本当に攻撃的だ。世界で戦う高揚感と広大な景色は、正にSPLで勝負するには打ってつけだった。是非この感動を貴方にも感じて欲しいと思う。
古屋博敏
音楽プロデューサー・マスタリングエンジニア
ハーバード・ビジネス・スクール修了。
これまで上海万博におけるショパンコンクール優勝者、ユンディ・リのテレビ映像から、ビリー・ジョエルの日本公演におけるプロジェクトまでに参加。他ベルリン・フィル、ウィーン・フィルなどのクラシック音楽における最高峰のプロジェクトに参加するとともに、近年のヨーロッパチャートや東ヨーロッパチャート、USやUKチャート、モンゴルや韓国チャートにも参加楽曲が送り込まれている。
ドイツを中心にその才能においての評価が高く、15社に及ぶ国 際公式エンドーサーを務めるとともに、欧米各国におけるメーカーのデモ動画が公式に多数採用されている。メジャーメーカーの機材を正しくも、その発展的なアイディアでの使用例は、各メーカーが公式に認める唯一の日本人としての評価を裏付けている。
PQ
Mastering Active Equalizer
PQ(M/S)
古屋博敏からのコメント:
先の通り、攻撃的且つアグレッシブなEQをM/Sで使用できるほど、贅沢なことはない。補正でなく、処理でもなく、言うなれば作音である。
音像や音圧、音色感や色彩とありとあらゆる要素を、PQの素材を通して彩ることができるとすれば、こんなに幸せなことはない。人間は無限の可能性のある表現に触れると、何とも言えな幸福感に包まれるものだ。
そんな美しき人生を体感させてくれるのも、SPLの魅力の一つだと思っている。
PQ(ステレオ)
古屋博敏からのコメント:
強力なパワーを感じさせるEQである。攻撃的且つアグレッシブなサウンドで、使用する当初は間違いなく困惑するであろう。良い機材とはそういうものだ。
しかし、一度自らのものにしてしまうと、PQが持ち合わせる創造性やユーザーを触発する芸術性は、間違いなくPQワールドの虜になるに違いない。
僕がPQを手に入れたとき、「Welcome to PQ world」という声を掛けられた。この言い回しは、一定の地位がPQに与えられ、一つの世界観がトッ プクラスのエンジニアたちの間で築かれていることをも意味している。
PASSEQ
Mastering Passive Equalizer
Channel One Mk3
Channel Strip
Track One Mk3
Channel Strip
Track One Mk3
古屋博敏からのコメント:
Channel One Mk3をソリッドにした機材と理解してもらえれば良いかと思う。それは機材構成がソリッドということでだけではなく、サウンドの方向性も確実に個性を持たせ、機材単独での価値を追求してくるところは、何ともSPLらしい。単に機能を単純化させたということではなく、それぞれの機材に独特のエッセンスを与えて、各機材独自の方向性を追求してくるのがSPLである。これら要素を嚙み締める形でデモを行ったが、憎いほどのソリッドに徹したサウンドは、かっちりとした方向感示してくれることで、極めて扱いやすかった。
Vitalizer Mk3-T
Program Equalizer
BiG
Stereo Image Bigger Maker
Sound Samples
古屋博敏からのコメント:
ステレオイメージを司る程度のものかと思うと、大分異なる哲学を持ち合わせている機材である。メインとなるBIGNESSだけではなく、独特のアルゴリズムを持たせた各機能は、楽曲に対して印象的な完成度もたらす。
楽曲内、特にミックスでマスタリング前にどの程度まで追い込むのかは、ユーザーによって様々であると思えるが、ある程度の完成型までを500シリーズ で仕上げられてしまうのは、大きな一つの選択肢と言えよう。
またこれら特徴は、マスターだけではなくサブミックスに対しても威力を発揮する。
プロフィール
IRON
Mastering Compressor
IRON(ステレオ)
古屋博敏からのコメント:
扱いに困るほど、3Dサウンドを作り上げるには最高のコンプレッサーと言えよう。またコンプレッサーの垣根を超えたスキルを持ち合わせる機材とも言え、音像を劇的に作り変えられる。
最先端のサウンドを扱えることが、ユーザーにとって新たな発見を生み出し、更に新たな境地へ行きつくための最 短距離とも言えよう。そのための鍛錬はそれなりに必要となるが、使いこなせるようになれば最も大きな武器になることは間違いない。