VIDEO
SPL国際公式エンドーサー、古屋博敏によるSPL製品の使用実演。
IRON
Mastering Compressor
IRON(ステレオ)
古屋博敏からのコメント:
扱いに困るほど、3Dサウンドを作り上げるには最高のコンプレッサーと言えよう。またコンプレッサーの垣根を超えたスキルを持ち合わせる機材とも言え、音像を劇的に作り変えられる。
最先端のサウンドを扱えることが、ユーザーにとって新たな発見を生み出し、更に新たな境地へ行きつくための最短距離とも言えよう。そのための鍛錬はそれなりに必要となるが、使いこなせるようになれば最も大きな武器になることは間違いない。
IRON(M/S)
古屋博敏からのコメント:
世界最先端の哲学を持つコンプレッサーであることは、周知の事実であるIRON。
そのIRONを更にM/Sという形で使いこなせれば、現在考えうる凡そのサウンドは実現できてしまうだろう。実際これまで自分自身が参加してきた作品では、IRONが占める割合は相当に大きかったし、人々から称賛された工夫を凝らした音像は、凡そIRONのM/Sを主に表現されていた。
Mastering Full Configuration
古屋博敏からのコメント:
SPLのフルコンフィグレーション(フルセット)で音像を作り上げることは、もはや敵なしといった感がある。
実際ここまで強大なヘッドルームを有している機材はほぼ存在しなく、その余裕と静粛性を背景にしながら、絶対的な躍動感と芸術性でサウンドを好き放題で攻め込むことができる。
世界のサウンドは、本当に攻撃的だ。世界で戦う高揚感と広大な景色は、正にSPLで勝負するには打ってつけだった。是非この感動を貴方にも感じて欲しいと思う。
古屋博敏
音楽プロデューサー・マスタリングエンジニア
ハーバード・ビジネス・スクール修了。
これまで上海万博におけるショパンコンクール優勝者、ユンディ・リのテレビ映像から、ビリー・ジョエルの日本公演におけるプロジェクトまでに参加。他ベルリン・フィル、ウィーン・フィルなどのクラシック音楽における最高峰のプロジェクトに参加するとともに、近年のヨーロッパチャートや東ヨーロッパチャート、USやUKチャート、モンゴルや韓国チャートにも参加楽曲が送り込まれている。
ドイツを中心にその才能においての評価が高く、15社に及ぶ国際公式エンドーサーを務めるとともに、欧米各国におけるメーカーのデモ動画が公式に多数採用されている。メジャーメーカーの機材を正しくも、その発展的なアイディアでの使用例は、各メーカーが公式に認める唯一の日本人としての評価を裏付けている。
PQ
Mastering Active Equalizer
PQ(M/S)
古屋博敏からのコメント:
先の通り、攻撃的且つアグレッシブなEQをM/Sで使用できるほど、贅沢なことはない。補正でなく、処理でもなく、言うなれば作音である。
音像や音圧、音色感や色彩とありとあらゆる要素を、PQの素材を通して彩ることができるとすれば、こんなに幸せなことはない。人間は無限の可能性のある表現に触れると、何とも言えな幸福感に包まれるものだ。
そんな美しき人生を体感させてくれるのも、SPLの魅力の一つだと思っている。
PQ(ステレオ)
古屋博敏からのコメント:
強力なパワーを感じさせるEQである。攻撃的且つアグレッシブなサウンドで、使用する当初は間違いなく困惑するであろう。良い機材とはそういうものだ。
しかし、一度自らのものにしてしまうと、PQが持ち合わせる創造性やユーザーを触発する芸術性は、間違いなくPQワールドの虜になるに違いない。
僕がPQを手に入れたとき、「Welcome to PQ world」という声を掛けられた。この言い回しは、一定の地位がPQに与えられ、一つの世界観がトップクラスのエンジニアたちの間で築かれていることをも意味している。
PASSEQ(M/S)
古屋博敏からのコメント:
PASSEQをM/Sで使用するのは、ある意味で究極の選択肢と言えるだろう。パッシブスタイルのEQは、よく目にするものとしてはLR双方のチャンネルに対して、一つのノブというケースが大半である。しかし、PASSEQは120Vテクノロジーを持ち合わせたパワフル且つ繊細な表現力を、センターとサイドに切り分けて用いることができる。もはや楽曲内でタッチ出来ない箇所を探すことが難しくなるほどである。
極限まで研ぎ澄ました楽曲を目指すのであれば、こうした奥の手とも言えるような構成が必要となる。
PASSEQ
Mastering Passive Equalizer
PASSEQ(ステレオ)
古屋博敏からのコメント:
通常のパラメトリックEQではタッチできない、独特の3バンドパッシブスタイルを持ち合わせているEQである。
特に低音部と最高音部のアジャストが絶妙で、特定の個所を持ち上げながら、対象ポイントに対して被せるようなカットを用いられるため、大胆な表現が可能である。
特に昨今の楽曲傾向として、低音部と高音部の落差を激しく表現する方向性にあり、それ故に透明感とダイナミクスを併せ持たせたエッセンスによって、現代風の音質が作り上げられている。こうした現代ならではの表現力においては、必須と言えるアイテムであろう。
Channel One Mk3
Channel Strip
Sound Samples
古屋博敏からのコメント:
サウンドを一聴きしたときに、元祖SPLと思えた。SPLのサウンドは、エンドーサーのオーディションを皮切りに、背景にある哲学そのものも含めて、SPL本社でよくよく聴き込み学んできた。
その聴き慣れたサウンドが、これまでの伝統と共に最先端の楽曲制作に相応しく昇華させたのが本モデルであろう。この手法は音響機器に限らず、ドイツのお家芸とも捉えられるのだが、最先端でありながら真空管を内蔵させるなど、新旧を絶妙なバランスで機材に取り込んでくるところがも何とも憎い。
Track One Mk3
Channel Strip
Sound Samples
古屋博敏からのコメント:
Channel One Mk3をソリッドにした機材と理解してもらえれば良いかと思う。それは機材構成がソリッドということでだけではなく、サウンドの方向性も確実に個性を持たせ、機材単独での価値を追求してくるところは、何ともSPLらしい。単に機能を単純化させたということではなく、それぞれの機材に独特のエッセンスを与えて、各機材独自の方向性を追求してくるのがSPLである。これら要素を嚙み締める形でデモを行ったが、憎いほどのソリッドに徹したサウンドは、かっちりとした方向感示してくれることで、極めて扱いやすかった。
BiG
Stereo Image Bigger Maker
Sound Samples
古屋博敏からのコメント:
ステレオイメージを司る程度のものかと思うと、大分異なる哲学を持ち合わせている機材である。メインとなるBIGNESSだけではなく、独特のアルゴリズムを持たせた各機能は、楽曲に対して印象的な完成度もたらす。
楽曲内、特にミックスでマスタリング前にどの程度まで追い込むのかは、ユーザーによって様々であると思えるが、ある程度の完成型までを500シリーズで仕上げられてしまうのは、大きな一つの選択肢と言えよう。
またこれら特徴は、マスターだけではなくサブミックスに対しても威力を発揮する。
プロフィール