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SPLアーティストストーリー

サイモン・フィリップス

- TOTO、マイケル・シェンカー・グループなどで活躍した伝説的なドラマー -

今回のSPLユーザー・ストーリーでは、伝説的なドラマー・作曲家・プロデューサーのサイモン・フィリップスを、カリフォルニア州ロサンゼルスで運営する自身のスタジオからお届けします。

70年代から80年代にかけて、サイモンはジェフ・ベック、マイケル・シェンカー、ニック・カーショウ、マイク・オールドフィールド、ジューダス・プリースト、マイク・ラザフォード、ティアーズ・フォー・フィアーズ、10cc、ザ・フーといった伝説的なロックバンドやアーティストとコラボレーションを行い、1992年のジェフ・ポーカロの逝去後、世界的に著名なロックバンドTOTOに加入。2014年にグループを脱退した後、サイモンはドラマーとして、またプロデューサーとして、フュージョンとプログレッシブ・ロックの領域に踏み込んでいます。

 

ビデオをお楽しみください!

「生活のために何をしているのかと聞かれたら、レコード(=音源作品)を作っていると答えるだろうね。ドラマーとして知られていても、レコードを作っている時間の方が長いだろうから。」

 

「レコードを作るのが大好きなんだ。レコードをまとめるというコンセプトが好きなんだ。アートワーク、サウンド、作曲からアレンジまで。更にはミキシングからマスタリングまで、その全プロセスが好きなんだ。」

 

「プロデュースを始めたのは80年代が初めてだった。偉大なミュージシャン、偉大なアーティスト、偉大なエンジニア、偉大なプロデューサーたちと一緒に仕事をした経験は何よりもの宝だと思っている。偉大な面々からあらゆる技を盗んだんだのも事実だよ。」

「僕にとってこの仕事が魅力的だったのは、少しのファクターですべてのサウンドが違う個性を持つことだった。同じドラム・キット、同じチューニング、同じスタジオ、同じエンジニアなのに、録れる音はレコーディング手法によって全く違う。それが私を急き立てたし、お気に入りのエンジニアリングというものも探し当てられた。」

「音楽のためにサウンドをテイラーリングする。それが本当のところの説明だと思う。レコーディングというパレットで絵を描き、レコードを作るんだ。」

SPL Transient Designer:製品ページはこちら

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「SPLを紹介されて以来、特にトランジェント・デザイナーには魅了されたよ。」

 

「トランジェント・デザイナーなしでは、完成形を得られるとは到底思えない。私のドラム・サウンドの最大のカギを握る機材と言えるだろうね。」

 

「主にアンビエンス用として用いることが多いかな。全体バランスを取る意味でアンビエンス音は僕にとってとても重要なんだ。思う通りの音がしないスタジオもたくさんあって、そういうスタジオでは何かしらの付加される助けが必要なんだ。トランジェント・デザイナーを使えば、それが一番簡単に得られる。たくさんのコンプレッサーで試してみたけど、Transient Designerのような効果は得られなかった。コンプレッサーを使う行為は、まあまあ悪くないといった評価で、素晴らしいとは言えない。

最終結論として、僕の求めていたアンビエンス音はTransient Designerだけが理想を創り上げてくれた。これだけだったと言っても過言ではないよ!僕にとっては、長い間見てきた中で最も印象的なスタジオ機材だよ!」

SPL MixDream:製品ページはこちら

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「ミキシングにはSPL MixDreamを使っている。Pro Toolsからダイレクトにミキシングコンソールに音が流し込め、その上バスにエフェクトをかけたり、全体のレベルをコントロールできるようになる。また、バッキング・ヴォーカルやリード・ヴォーカル、鍵盤やギターをミュートするのも簡単で、マウスをいじって操作する代わりに、MixDreamの魅力的な機能を使えばより分かり易く操作できる。僕はこのサウンドが大のお気に入りで、音楽を一つの作品として聴くことが出来るようになると思っている。」

 

「その上で、アウトボードのコンプレッサーやEQを使うのが好きだね。」

SPL IRON:製品ページはこちら

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「IRONは本当に素晴らしいコンプレッサーだ。僕は激しく音を変えるんだ。1つのセットアップに固執してしまうと、その音に飽きてきて、違う音を求めたくなるんだ。聴き惚れた音とでも言うのかな。IRONをマスター・コンプレッサーとして用いて、たくさんのレコードをミックスしてきた。更には、ボーカルのトラッキングにも使っているよ。その他、意外なんだけれども、ボーカル用のコンプレッサーとしても使いやすいんだ。ベースにも使っているし、このコンプレッサーの良いところは、何もかもがとてもスムーズなこと。そして僕が気に最も入っている点は、すべての音が接着されていることなんだ。」

「そして最も重要なことは、これらのデバイスが僕の機材コレクション中で確たる地位を獲得しているということだと思う。」

TOTO - Pamela

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​サイモン・フィリップス

ドラマー・音楽プロデューサー

1957年2月6日、ロンドンで生まれる。
プロ・クラリネット奏者だった父の影響もあり12歳の頃からプロとして演奏活動をスタート。ジェフ・ベックやジューダス・プリーストなど幅広いジャンルでのサポートで活躍し、特にマイケル・シェンカー・グループ、ホワイトスネイク、ザ・フーとの活動によりハードロック界で高く評価されることとなった。
1988年に初のソロ・アルバム『プロトコル』をリリース。以降「プロトコル」シリーズは4つの作品が発表されている。
1992年にはジェフ・ポーカロの代役としてTOTOに正式加入。2008年の解散までメンバーとして活動する。
以降は上原ひろみザ・トリオ・プロジェクトのメンバーとして作品や公演に参加するなど、ジャンルを超えて活躍を続ける世界最高峰のドラマーのひとり。「ローリング・ストーン誌の選ぶ歴史上最も偉大な100人のドラマー」では17位に選出されている。

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