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furuyahirotoshi

世界の音を創り上げるSPL


現在最高峰のマスタリングスタジオとして数えられる、イギリス・メトロポリススタジオのマスタリングデスクジョージ・マイケルやピーターガブリエル、エルトン・ジョンなどの大ヒット曲を手掛けている。

世界の音を創り上げるSPLと言われると、オーバートークのように思われるかもしれませんが、決して大袈裟ではなく紛れもない事実です。

現在マスタリングコンソールをはじめ、SPLの120vテクノロジーを用いたマスタリング製品は世界シェアで最も大きく、大手のスタジオであれば凡そ導入されています。そもそもマスタリング機材そのものが数少ないのと、開発が難しすぎて着手しようとするメーカーが殆ど無いことが起因していますが、その小さなマーケットを徹底して抑えているのがSPLとも言えます。


そしてそれはどういうことか?世界の大手スタジオでシェアが最大ということになると、メジャーシーンで流れる楽曲はその多くがSPL製品を通して作られているということです。つまり、皆さんが聴いている楽曲の多くは、SPL製と言っても過言ではありません。それほどに新たな哲学で音を作り、その哲学が認められた場合、一瞬で世界のサウンドそのものを制覇してしまうとも言えます。以前このポジションは、ABBAなどのエンジニアリングで知られるライエフ・マセス氏が設立したMaselecが定番でしたが、昨今は最先端の哲学で勝負に出たSPLに押され、Maselecは生産を止めるに至りました。世界規模と言えどニッチな産業ですから、一度市場が一方向に傾くと、中々盛り返すのは大変なようです。


こうした背景があり、SPLの強さというものが圧倒するにようになり、結果的に先の通り世界の音はSPLによって創られるようになりました。ただし、このポジションでメーカーとしての立ち位置を確立する場合、その責務に並行する形で高いモラルが求められます。世界の音のリーダーとして、その名に恥じないだけの社会的責務を追えるだけのものを求められますが、SPL社は間違いなくその責務を担うだけの背景を持つ会社です。それ故、長年にわたり世界のメジャーシーンで地位を確立しているわけです。

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