皆様こんにちは。SPL Japanの加瀬でございます。本日は、オンラインベースの音響コラムサイトであるHEADPHONECHECKによってレビューされたPhonitor seの記事の概略を日本語にてお届け致します。
【第一印象】
とても高級感のある作りをした金属製の筐体と内蔵電源という仕様にまず心を奪われた。また購入時には、ブラック・シルバー・レッドの3種類の光沢感のあるフロントパネルから好みのものを選ぶことができる。またアナログモデルとデジタル入力機能を搭載したデジタルモデルの2種類から、計6種類から好みに応じて選ぶことができる。
【VOLTAiR Technology】
エントリーモデルでありながら、Phonitor seは他のモデルと同様にSPL社が有するVoltairテクノロジーを採用している。より良いSN比と幅広いダイナミクスの実現を可能とするために、+/- 60Vで動作をさせる特別開発のアンプを使用している。従来のコンポーネント/オペアンプは、信号増幅に使用される動作電圧が±15ボルト(変換後のDC電圧の場合)でしか動作しません。また、過負荷耐性も向上しているため、基準値に対してアンプが限界まで動作することはほとんどありません。
【実際に使用してみた印象】
Phonitor seは、そのシンプルな操作性に感銘を受けました。再生ソースの選択は一目瞭然です。音量調整やソース選択に加えて、メーカー独自のPhonitorマトリクスが使用されており、ここでは2種類のプリセットから選択することができます。
【Phonitor Matrixについて】
Phonitor Matrixには、典型的なスーパーステレオ効果を抑えた2つのサウンドバリエーションがあります。実際には、スペクトルの調整だけでなく、空間性も変更されます。2つのコヒーレント・バリエーションは、特に音の鑑賞において非常に効果的となります。実際、この回路は頭の中での定位感を弱くさせますが、非常に素晴らしいものです。
【結論】
Phonitor seで、SPLは間違いなく、オーディオマニア向けの高品質で説得力のあるサウンドのヘッドフォン・アンプを提供しています。優れた職人技と技術に加え、最高のダイナミクスと十分な電源を備えた繊細な音像は、従来の高品質なヘッドフォンで音楽を楽しむためのほとんどすべての要件を満たしており、適正な価格でこれを提供しています。また、デジタル入力付きのPhonitor seは、PC / Macからのストリーミング配信音源やハイレゾファイルを再生するためのインターフェースとしても十分な性能を発揮します。
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